agatyca

21世紀に入り、ブロックチェーン・生成AIなど様々なテクノロジーが日進月歩で発展し、世界を変え続けています。その一方で、お金の悩みや健康の悩みなど、個人が抱える悩みは技術が発展しても変わることは無く、多くの人が不安を抱えながら生活しています。

特に日本は課題先進国と言われ、失われた30年の中で個人の所得は伸びず、医療費などの社会保障費の増加を背景に財政危機も叫ばれ、近年ではコロナ禍や円安・物価高が加わり多くの人が生活の苦しさを感じています。

私は東京大学卒業後に日本経済新聞社記者として日本銀行の金融政策や金融市場を取材し、金融の激動の歴史に立ち会ってきました。その後マネーフォワードでエンジニアとして働き、ダイナミックなフィンテックの世界でプロダクト開発をしてきました。また、身内に聴覚障がい者を持つという原体験から医療・福祉へ貢献したいという強い思いを持ち、山口大学医学部医学科に学士編入して医学生として学んでおります。こうした経験をする中で、私は「テクノロジーや政策が進歩しても、多くの人のお金と健康の悩みが解決していない」という課題を感じ、これを解決するためアガティカを創業しました。

アガティカは二次元コード決済アプリケーション「玉円ペイ」を起点として、医療をはじめとした様々な領域のキャッシュレス化・DX化を進めることで、一人ひとりのユーザーと医療機関等の事業者の両者が便利さと豊かさを実感できる未来を創造していきます。玉円ペイの「玉」とは、決済アプリ内で使えるポイントの単位の名前ですが、この名称には「円」と並び立つような日本発の新しいお金を育てたいという思いが込められています。

アガティカは、2030年代までに玉円ペイを国民的アプリに育て、2040年代頃に玉を使った「新しいお金の仕組み」により日本の財政問題を解決し、2050年代頃には新しいお金の仕組みを世界で使える仕組みにするという構想を持っています。 歴史を振り返ると、現代資本主義の担い手である株式会社の仕組みが17世紀にヨーロッパで始まり、その後18世紀後半のイギリスの産業革命により資本主義が本格的に始まったと言われています。21世紀には現在の経済体制の始まりからおよそ400年を迎えることになります。

近年は、資本主義が限界に来ているとの指摘も増えています。アガティカの玉を使った日本発の「新しいお金の仕組み」が世界中に広まり、アップデートした世界経済が新しい400年を迎えられる、私はそんな未来を作るために働いていこうと考えております。